スタッフブログ
器。
2019.02.18
2月といえば桜に先立ち、梅の時期・・・
とは前回のブログで春を匂わす風に載せた一文でしたが、
ちょうど1週間前の朝、
予想外の積雪に呆気にとられながらも
職場までの長い道のりを恐る恐る通勤したのを思い出します。
不慣れな雪道の中、
滅多に見れない雪景色にドキドキしながらも感じるワクワク感・・
普段の寒さの中で感じる冷たい空気も、この日ばかりは嫌みのない冷たさに感じました。
“ 寒がりの冬好き” という感覚は、こういった矛盾から生まれてくるような気がします。
・・それから1週間の間に、梅の蕾にも変化が。
見頃まであと一息、満開になる頃にはウグイスも飛んでくることでしょう。
もうすぐ春ですね。
何か聞いたことのある歌詞のような・・・
3人組のあれ、ですね 笑
*先日の休日、アートスペース油亀さんのところへ足を運びました。
暮らしの中にうつわは必須。
そんなうつわを全国の作家さんから集めたイベントが
毎年このアートスペースで行われています。
イベントのネーミングも“ カレーのためのうつわ展 ”とか “ 珈琲のためのうつわ展 ” など
何か心くすぶられるネーミングのため、ちょくちょく足を運んでしまいます。
今回は珈琲のためのうつわ展でしたが、
5年ほど前にこのイベントで購入したマグカップが割れてしまい、
それに代わるお気に入りを探しに行こうと、この日を楽しみにしていました。
築140年の建物をそのまま利用しているのも魅力的で、
室内の空間も当初のまま。心地よさを感じます。
建物に入り、まず右側。
ブリキの壁に絵画。
使い込まれた机と椅子に座り、絵画を見ながら淹れたての珈琲を飲むこともできます。
岡山出身の吉行鮎子さんという方の作品でしたが、
どの作品からも動きが伝わってきます。
会話が聞こえてくるような、何か問いかけられているような・・・
靴を脱ぎ部屋に上がると、町家ならではの奥行が。
中庭を見ながら奥の部屋へ・・・
ここに来ると、やっぱり昔のつくりのほうが・・・と思ってしまいます。
このイベントの趣旨であるうつわのほんの一部。
一部すぎますね 笑
大量生産品とは違い、
作家の手作業によって生まれたうつわは、形は同じでありながら、
表情がそれぞれ違います。
全く同じものがないために、使い込むほどに愛着が湧くのでしょうか。
これは住まいにも言えることかな・・・
色んな作品が所狭しと並んでおり、どの作品も素敵なものばかり。
その中から暮らしに溶け込む、お気に入りのうつわを見つけてみてはいかがでしょう・・・
桝江でした。