スタッフブログ
矢掛町矢掛 はじまりの家 Vol.6
2019.06.11
みなさん、こんにちは。木ままの練尾です。
梅雨の季節が来ましたね。九州が梅雨入りして次はこの地域と覚悟したのですが意外にも関東やら北の方が先に梅雨入りしてちょっと驚きでした。現場的には有難い事ですが。6月は梅雨入りはともかくとして日が長いのは良い季節だと思います。明るい時間帯が長いと何だか仕事がはかどるような気がします。朝も目覚めが良い感じです。普段は5時半位に起きるのですが、冬だとまだ暗いので洗濯干したりするのが何となく憂鬱な感じなのですが、太陽が出ていると元気に干せます。朝日を浴びるとスッキリ目が覚める感じなのです。気のせいかも知れませんが、太陽に力を貰っているなと思っています。
所在地:岡山県小田郡矢掛町
工事内容:2階建て木造住宅
記載日:2019年6月11日
記載者:株式会社木まま 練尾
さて、今日は矢掛町内で建築中のはじまりの家の進捗をご報告致します。
2階内部の様子です。間仕切り壁を起こして枠を入れたり壁下地をしたりしています。木ままの家は構造的な制約が無い場合は基本的に間仕切りの壁の柱や間柱を起こしてから部屋ごとに天井の下地をして石こうボードやヒノキ板などを貼ります。その後に壁の石こうボードを貼る順序です。ちなみに大体の場合、間仕切り壁の柱や間柱は天井裏に有る梁まで伸びていますので、最終的にはその両面に石こうボードなどが貼られて見慣れた壁になる訳ですが間仕切り壁の内部は空洞になっていて天井裏に繋がっています。その繋がりと間仕切り壁内の空洞を利用して電線などを天井裏から室内に通しているのですが、天井裏の空気も間仕切り壁の中に入ってきてコンセント器具や照明器具の僅かな隙間から室内に流れ込む可能性も有る訳です。木ままでは屋根面の内側と外壁と床合板の直下に断熱材を設置しますので、屋根と外壁と床に囲まれた空間は全て外気から断熱された空間になります。天井裏も断熱された空間ですので、室内と同じという考え方です。なので天井裏の空気が室内に流れても問題なしです。住宅の断熱のやり方は断熱する位置や内か外かなど様々な工法が有ります。それぞれの工法に特性が有りそれぞれに適した内部造作の方法があります。仮に天井面に断熱材を入れる場合は天井裏は換気しますので外気という考え方になります。その場合は壁と天井裏の間を空気を通さないように施工しますので、順序や気密施工が現在の木ままの施工方法とは全く違った方法になります。木ままは屋根断熱を採用し内部の施工も屋根断熱に適した方法をとっていますので天井断熱には適さないという事ですね。どの施工方法が良いかと問われると、建築する建物の条件によっても変わりますし簡単に決めつけるのは難しいと思いますが、木ままを含めそれぞれの工務店や設計者がその建物に対して一番良いと考える工法で施工しています。
こちらは1階です。リビングは大きな吹き抜けとなっていて2階の廊下との間に窓が有ります。写真で右上の方に見える枠です。ここの枠に建具が入る予定です。夏はここの建具を開け放してリビングの窓と2階の窓も開けると良い風が家じゅうを吹き抜ける事と思います。高窓は夏にこもった暑い空気を逃がすにも役立ちそうです。
外部です。テラスは軒裏のケイカル板が貼られています。大工さんの仕事は一旦終了となり現在は左官さんが外壁のモルタル塗りを進行中です。
では、今日はこの辺で失礼します。
季節外れの風邪をお召しになっている方が多いようです。ご自愛くださいませね。