スタッフブログ

浜松で鰻を食べてきました。

2019.09.20

みなさんこんばんは。㈱木ままの川上です。

昨日、一昨日と静岡県の浜松市へアドバイザーの小村と研修へ行ってまいりました。鰻を食べに行ったのではなく、あくまで研修です。

平松建築さんがホストとなり、全国から工務店の方々が集まり日頃の取り組みについて説明を受け、現場見学へ行ったりディスカッションをしたりしながらの

意見交換会でした。

同じ商圏の工務店同士だとなかなか内情を明かせないのですが、全く違う商圏同士ですとライバルではなくなるので内情を明かしやすく日頃の悩みも相談しやすいのです。

岡山に居ると同業他社の方と話す機会はほとんどないので意見を交換できる機会は非常に有意義でした。

ITをフル活用して無駄をなくしいかに効率よく仕事をし、生産性をあげるかについて非常に特化しておりとても参考になりました。

数字がオタク並みに得意な方で、綿密な計算の元、事業をおこなっており費用対効果を常に意識し誰がやるべき事なのか考え行動し、ITツールを駆使し結果にいかに最短ルートで

最少の投資で辿り着けるかを研究されているところが印象的でした。

日頃の行動に疑問を持ち、当たり前だと思ってやっている事が本当に必要か考え必要ないことは辞めていく。それだけでも、時短に繋がると改めて思いました。

現場監督という職は、帰るのが遅く休みが少ないのが当たり前。その割安月給。それでは次世代の若者がやりたいと思う訳がないので、現状を変えられるようこれからの世代が

このままではダメだという意識を持って考えていく必要があると思いました。時給換算したら最低賃金割るのが多くの建設会社ですからね。

難しい難題ですが、現場監督の地位の向上を目指してこれから考えていきます。

いつしか読んだ本で現場監督という職はAIに乗っ取られるそうです。この本を読んだ時に思ったことは現場監督という仕事の奥深さをあまり理解されていない作者だと。

現場の工程調整するだけが仕事ではないですからね。よく前の会社言われていたのが、現場監督は手配師ではない。と。

施工には公共工事標準仕様書という、国土交通省が定めた各工程毎の決まりが沢山あります。正しいやり方が全ての工事にあり、正しく施工なされているか誰かがチェックしないと

いけません。まぁ住宅規模と大きい建築物とでは基準が違うと言われればそれまでですが、正しい工事のやり方を知っておくということは非常に大切なことだと思ってます。

100点ではなくても最低ラインを知っておかなければ、みんなが常識ある施工者ばかりではないですからね。

施工図も作らないといけないし、監督なので職人さんがした成果物が図面通りになされているかチェックもしないといけないし、予算についても考えないといけないし、

記録を残すこともそうですし、当然工事工程表の作成もそうです。

2次元の図面だけでは表しきれない所を実際の現場で決めていくこともしかりです。決めるってことが結構プレッシャーなんですよね。自分にとっては成果でも

違う人からみたら不正解かもしれない。まぁ全部相談しながら進めていけばいいんでしょうけど、そうもいってられないスピード感の時が多々ありますからね。判断を誤れば、決めた

人間の責任ですから、なかなかのプレッシャーです。できて当たり前の厳しい世の中なので尚更です。

結論をいいますと、監督だけいても建物は建たないですが、監督が居ないと良い建物は建たないと僕は思っています。

あまり、お施主様からしたら何をしているかわからないし見えない存在ですが陰ながらいろんな事をしております。

毎日一つの現場に朝から晩まで常駐することは無理ですが、見えないところで意外といろんな事を考えながらやってます。

日々勉強です。明日からは一休みしてまた来週から頑張ります。

最後に研修の写真を一枚。

 

平松建築さん提携の外構屋さんの自宅兼事務所兼展示場での一枚です。塀一つとっても、コンクリートブロックでの塀。コンクリート打ちっぱなしの塀。

板塀。ブロック積んでモルタルで表面を平らにして塗装して仕上げる塀。石積みの塀。外構も奥が深くイメージに合うもの仕上げていくのはまた難しいと感じました。

木ままでは大谷の庭を考えています。いつもすごいなって自分の会社の人間ながら感心しています。

と、公の場で褒めたので昨日の鰻の件はちゃらにしてください!笑

それでは、また来週。

 

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