スタッフブログ
劣化と変化
2021.01.21
みなさんこんばんは。(株)木ままの川上です。
寒い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
1月も下旬を迎え、あっという間に今月も終わるのでしょうか。
建築の奥の深さを感じている今日この頃。今更感がありますが、
今までは施工面が8割のウエイトで興味があったのですが、最近
は少し視野を広げて本を読んだりしています。仕事に子育てに
中々ゆっくりと本を読む時間はないのですが、少しずつ読み
進めていっています。また、良い本あったら教えて下さいね。
先日、美観地区にさらっと行ってきました。
街並みを維持する為に古民家を再生している店舗ばかりで、
新築には出せない良さがあるなぁと改めて感じていました。
西日が当たった板張りの外壁。釘から錆が出て黒いライン。
絶妙な美しさでしたね。浮造りの柾目なので、目に沿って
真っすぐ錆が流れているのでデザインさているかの様な
美しさでした。新品が全て良いとは限らない。時間と共に
変わっていっても美しいと思えるのは自然素材だからなので
しょうか。
プラスチック製品が劣化しても尚美しいと思えた事は無い
ので、そういうことなんだと思います。
知り合いが改装したカフェに寄ってみました。
構造材さえしっかりして居れば直せばまた使える。
ビルドアンドブレイク。作っては壊す。
「もったいない」という言葉は英訳できない日本語
ならではの言葉です。残す価値のある物は残して
いければいいですよね。できる人がいるうちに。
それではまた来週。