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奉還町ノスタルジー。
2022.02.06
鬼は豆を投げつけられ、
福は内に入ってきなさいよと、
節分というしきたりを戦争のようだと捉えてしまう今日この頃。
年を重ねると少々ひねくれた思考になってしまいますが、
鬼とお多福を仲良くさせてしまえば、
平和なしきたりとして根付くのではと思うところがあります。
世の中には
何かと鬼から逃げる遊びが多く存在しますが、
鬼の目にも涙という言葉があるように、
本当はいい奴のような気がしてなりません。
実はそういう扱いに傷ついて涙を流したのかもしれませんね。
でも目の前に本物が現れたら…
やっぱり逃げるでしょうね。
*昭和の名残が漂う岡山市北区の奉還町。
ここでは、昔の良い部分は残して
新しいものを加えていくという動きがあります。
「岡山の建築学生が考えた奉還町3丁目のまちづくり展」という
学生が考えたまちづくり論や模型が展示されたスペースが非常に面白く、
考え方の自由度という点では、
もっと物事は自由に考えて良いんだと改めて考えさせられました。
こういう場所があれば、
自然と人が集まるようになりそうですね。
今は携帯電話があれば何でも出来てしまう便利さがある反面、
わざわざ出かけることも無くなるなど、人と人とのコミュニケーションが失われつつあります。
ご覧のとおり、ほとんど人がいません。
途中みかんが食べたくなり、写真の果物屋に行きました。
そこで、甘いみかんはどれかと聞くと
“ これがあめーけーこれにせー ”
と、おじさんと化したおばあちゃんの岡山弁に思わず吹きそうになりましたが、
せっかくなので差し出されたものを買いました。
ちょっとした会話からお店のオススメを知れたのも、
コミュニケーションから生まれた気がします。
若い世代が町の背景を読み取り、
まちづくりに積極的な活動を行っているということを知り、
新鮮な気分で奉還町をあとにしました。
家に帰るなり
早速すすめられたみかんを食べてみると、
思いのほか甘くなかったですが、
甘酸っぱい思い出にはなりました。
桝江でした。