スタッフブログ
岡山県備前市伊部 平屋住宅 備前の家vol.1
2018.03.30
みなさんこんばんは。株式会社木ままの川上です。
明後日から4月ですね。暖かくなり、動植物が動き出すこの季節、人間の動きも活発になる季節の到来です。進学や就職、転勤等で新しい環境で生活していく方も多いかと思われます。なれるまではつらい方もいらっしゃるのかと思います。私自身も大学進学時はただただ一人暮らしが始まり嬉しい感情しかなかったですが、社会人1年目の東京の現場に配属された1週間はホームシックになりました。右も左もわからない状況での現場監督スタートで、何も教えられず放り出されて困惑の日々、さらには人生初めての共同生活。おじ様達に職場でも家でも気を使う日々はなかなか壮絶でした。自分一人でなんでもできると過信していた私の精神は見事に打ち砕かれ、考え方も全くって言っても過言ではないほど変わりましたね。高校生の時の部活動の顧問が「若いときは買ってでも苦労しておけ」と言っていた意味が社会に出て明後日で6年目になりますが、最近やっとわかるようになってきました。人生いつかは苦労して乗り越えなければならない壁があるので、4月1日から社会にでる若い人よ、早いうちに苦労しておいた方がいいですよ。でも、死にたくなったら逃げてしまえばいいと私は思います。所詮は仕事です。命を掛けるに値する仕事はそうそうないですよ。なんか、東京の1年を思い出すとこんなことを喋ってしまいますが、若者の戯言だと思って流しておいてください。
今日はこんなことを書く気ではなかったんです。朝のラジオで聞いたことを書こうと思ってたんです。みなさんは、風呂桶と聞いたら何を思い浮かべますか?風呂桶を作る方に聞いたらきっとみなさんが思っているものと違うものが提示されます。昔の風呂桶は浴槽なんですって。浴槽からお湯を汲むのは小桶と呼ぶのが正解らしいです。しかし、時代の流れによって言葉の意味は変わってくるものです。今はまだ広辞苑で単語の意味を引くと一番に浴槽の意味合いのことが書いてあるそうです。しかし、2番目にはみなさんのイメージの様な風呂桶の意味がかいてあるそうです。朝ラジオを聴きながら現場に向かっていた時に聞いたことを書こうと決めていたので書いてみました。前置きが長くなってしまいましたが、本題入ります。
所在地:岡山県備前市伊部
工事内容:平屋住宅建築
記載日:2018年3月30日
記載者:株式会社 木まま 川上
さて、今日は3月26日に棟上げを無事迎えられた現場のご紹介です。
2月から基礎工事に着手した現場も月曜日棟上げを迎えられました。雑誌を見て事務所を訪れられたのがキッカケのY様。今後ともよろしくお願いします。
上棟日はお浄めの後、朝礼から始まります。社長、お施主様、棟梁の順で一言ずつ頂いて、作業開始になります。
まずは柱を建て、梁を繋いでいき、構造躯体を組んでいきます。骨組みがしっかりしていれば、建物は倒れません。いくら意匠性に優れた建物でも構造がしっかりしていなければ良い建物とは言えません。しっかり計算された根拠に基づき骨組みを組んでいきます。平屋は倒そうと思ってもそうそう倒れる建物ではないんですけどね。余談ですが、計算するうえで平屋を倒そうと思ったらかなり難しいそうです。
骨組みを組んで金物を取り付けた後は、母屋と屋根を組んでいきます。
木ままの物件なので簡単ではない骨組みですが、木ままの物件をよくお願いしている大工さんなので、問題なくハイペースで組んでいけました。
垂木と言って、屋根の下地の合板を止め、換気層でもある垂木を流している状況です。軒の出を深くしているので、妻側は梯子を組んだり手間がかかりますが、流石は棟梁!ばっちり納めて頂けました。
最後に、野地板を貼って作業終了です。勾配天井が多く火打ちを入れられない箇所があるため、木ままの物件は野地板は構造用合板を貼っています。面で持たせることで、より強固な建物にしていっています。
見事なまでの快晴の元、無事上棟が完了しました。来週は窓を付けたり、金物の検査があったりして、再来週には吹付断熱に入ります。7月末までの工事期間ですが、Y様今後ともよろしくお願いします。上棟おめでとうございました。