スタッフブログ
工務店の集い in山梨
2018.05.19
みなさんこんにちは。㈱木ままの川上です。
木曜日と金曜日に山梨に研修に行って来ました。全国の工務店の方々が集まり、意見交換をしたり、毎回違う工務店さんの取り組みの発表を聞いたり、現場見学をする会です。
この業界では同業他社様と話をする機会は滅多にありません。お互いがライバルである為、迂闊にお互いの企業秘密を守る為かと思っております。しかし、今回参加したような会では商圏が全く違う会社が集まる為、お互いの良い所を簡単に言えばパクって自社をよりよくしようということを目的にしている会です。年に1回か2回連れて行ってもらうのですが、とても刺激になるし、参考になる為、多くの意見交換をし学んできました。
今回は山梨県の市川工務店さんがホスト会社の為、遠路はるばる行ってまいりました。移動時間で5時間かかる山梨県。名古屋まで新幹線で行き、特急に取り換えて長野を通過し山梨県にたどり着きます。6時に岡山を出ても、着くのが11時を過ぎます。なかなかハードな旅でした。
市川工務店さんは2×4を得意とした、工務店です。自社でパネルを作り、家を建てていくといった独自のやり方で住宅を建てられています。
そのため、事務所横に併設されている工場には様々な機械がありました。パネルを組むための機械や製材するための機械、超仕上げを掛けるための機械など自社で持たれているのはかなりの強みだと思いました。試行錯誤を続けて、市川工務店さんオリジナルの建て方を確立させていました。軸組み工法の木ままとは建て方が異なりますが、飽くなき探求心や反省を生かしてやり方を変えていく話を聞いていて、弊社も同じように今日よりも明日、より良い住宅が建てられるように改善を進めていかなければならないと痛感させられました。
暗黙の了解で同業他社の物件を見ることができない中、新築の完成現場を見せて頂けたこともとても参考になりました。木ままと同じく、内部に漆喰を使用している為、施工の方法などを聞きどうすれば漆喰を上手く取り入れた住宅が建てられるか勉強になりました。
造作の家具をつくられています。中の仕様に関しては木ままと似ている部分があり、唯一無二のオリジナル家具の作成がお客様に評判であると聞かされ、木ままとしても住まわれる方に合った家具の作成をこれからも追い求めて行かなければならないと感じさせられ、良い刺激になりました。
2日目の午後は、各工務店の工務担当の方とディスカッションをしました。同じ様な悩みを抱えられている人と話をすると自分がこうだと決めきっていた内容が実はよくなかったり、新たな視点や考え方があることを学び一番の有意義な時間でした。
多くの資料を作り、準備を進めてこられていた市川工務店さんへ、感謝を伝えて今日のブログは締めさせて頂きます。
研修に関わり、ご尽力を注がれた皆様。ありがとうございました。また、今日からより良い住宅の建築を目指して努力していきます。
それでは、また来週。