スタッフブログ
岡山県倉敷市西阿知 沿線に建つ家vol.5
2019.03.08
みなさんこんにちは。㈱木ままの川上です。
3月に入って早一週間が経ち日中は、日差しが当たるところは本当に暖かくなってきています。風が吹くとさすがに肌寒く感じますが、春を感じられて良い時期になってきています。
学生は卒業のシーズンを迎えていますね。岡大の合格発表のニュースを見ていて、あぁそんな時期もあったなと懐かしく思いました。私は推薦で入った為、12月には決まってしまっていたのですが。大学の卒業時期が一番辛かった記憶です。年明けからは卒業研究の大詰めに入り夜な夜な論文を書き、なんのためにこんなことをしているのだろうと何度自問自答していた事か。「鉄筋コンクリートの鉄筋腐食に関する、電気伝導的解析」が卒論のテーマでした。ざっくり言うと、コンクリートに覆われている鉄筋の腐食を非破壊で検査するために、電気を流してその抵抗の度合いで腐食している判断できるようにする為の研究でした。
鉄の表面はすぐ錆びます。しかし、鉄が自分自身を守る為に酸化して酸化被膜を形成し中まで錆が浸透しないようにする為なので、現場で錆びた鉄筋を見ても過剰に反応しなくても大丈夫なんです。芯までぼそぼそになった鉄筋はさすがにまずいですけどね。そうなるには長い年月が必要なので、現場に入った鉄筋が施工されるまでの間では大した問題ではありません。それよりも正常にアルカリ性であるコンクリートに厚みを維持された状態でコンクリートに埋まっていることの方が大切です。この文章を書きながら大学4年生の時の研究室時代を思い出し懐かしく感じております。卒業研究が今の仕事に活かされているかと聞かれれば対して役に立っていません。まぁ研究したことをまとめて発表するという流れを経験できたことが役に立ったことですかね。また、鉄筋腐食に関することが聞きたいかたは是非。うる覚えの研究内容でご説明いたします。
所在地:岡山県倉敷市西阿知
建築内容:平屋住宅建築
記載者:株式会社木まま 川上
記載日:2019年3月8日
さて、今日は沿線に建つ家のご紹介です。大工さんの工事も終わり内装仕上げ工事に移っていっております。外部も足場が取れ、外観は完成しました。これから外は外構工事を進めつつ中は器具付け等を進めていきます。
天井壁のクロスを先に貼り、床のクッションフロアーを貼っている職人さん。洗面所の床は籐っぽい柄のクッションフロアーになっています。
ぼこぼこあいている穴が2か所。それとパイプも一本でています。コンセントが付く穴と、洗濯機の蛇口が付く用のパイプです。壁から出すものは先にだしておいたり、穴を開けておいて仕上げの壁紙を貼っていきます。手前の壁はパテと呼ばれる下地を平滑にするための処理しているのがわかると思います。ボードを止めつけるビスの頭はパテをして凸凹ならないような下処理が大事です。貼る事よりも下地が大切。下地がしっかりしていれば貼っていくのはそこまで大変ではありません。
この写真が下地のパテまでは済ませている状況です。ボードのジョイントとビスの頭は処理がなされています。この状態が貼る直前の状態です。そして、真ん中にあるのが糊を付ける機械。壁紙はロール状で届くのですが、この機械にセットして糊を付けて壁に貼り付けていきます。現場にはいろんな道具がでてきます。各職種ごとに使う道具も違うので道具をみているだけでも楽しいですよ。
最後に外観です。
お天気があまりよくないのですが、外壁はグレーの仕上がりです。玄関の前には板を貼ってアクセントにしているので見学に来られた際に確認してみて下さいね。
これから外構工事も並行して進めながら工事を進めていきます。年度末でかなり忙しい時期ではありますが、きちっと仕上げて3月末に見学会をさせて頂きます。また直前にどんなようすかご報告させて頂きますね。
それではまた来週。