岡山県総社市清音軽部　2階建木造住宅改修　うけつぐ家　vol.8

みなさん、こんにちは。株式会社木ままの練尾です。
今日は雨ですね。朝は晴れていたのに。今は降ってます。なんてことでしょう。今週は降らないと思っていたのに…。通り雨だと信じて明日からは快晴を期待します。

所在地：岡山県総社市清音軽部
工事内容：2階建木造住宅改修
記載日：2019年3月12日
記載者：株式会社木まま　練尾

さて、今日は総社市清音で進行中のうけつぐ家のご紹介です。

外は足場が外れました。外観はこんな感じです。いつもの木ままの外壁に昔ながらの瓦屋根の調和です。元々の屋根が入母屋という和風の作りなので、外壁色も和のイメージです。完成に近づいていますが、足場が無くても出来る所はまだ作業が残っている感じです。木ままではおなじみの桧板張りの戸袋などもこれからですね。木ままではちょっとお久しぶりですが、うけつぐ家にはウッドデッキも有ります。リビングから広いお庭への橋渡しをするウッドデッキです。古い基礎を利用して下に土間をつくりその上にデッキを組む予定です。

2階では大工工事は終了して内装工事に掛かった所です。クロスの下地でパテ処理をしています。

こちらは1階のリビングです。写真奥はリビングから続く和室です。以前から床の間だった所ですが、使い勝手を考えて現代風に作り変えてあります。中央の絞り丸太の床柱は昔からあるものをそのまま再利用しています。床の間と床脇を床柱を残して一旦解体して作り変えていますので床柱には元々の落とし掛けや長押などを差し込んだ傷が残っています。この傷跡をどうしたものかと悩んだのですが。リビングなど他の部屋は洋間に変わった事も有り天井を高く取れるように変えましたが、傷跡を隠す為と床の間としての意匠を考えて昔と変わらない感じの床の間を再現しました。経年により傷んだ床板などは変えていますが。写真では見えませんが、元々の付書院に使われていた格子を床脇の天井に再利用しています。床の間の右側には地袋や違い棚が有りましたが撤去して、簡単な書き物も出来るようにデスクとしても使える高さに棚板を取付けました。本棚収納も有ります。天井は以前にもご紹介しましたが杉です。木ままでは割と珍しいです。和のイメージでもありますが私はちょっとワイルドな印象を持っています。杉は好きです。

キッチンの様子です。こちらはまだ大工さん工事が残っています。キッチンカウンターはダイニングテーブルと同じ高さになる様に作られています。食器ボードも造作家具なのですがこれからです。ガスコンロを使用されるのでキッチンとダイニングを隔てる下がり壁が有ります。枠を回していますが余り存在を感じさせない為に細く仕上げる一方、下の出隅の角などは通行する度に衣服や物が当たった傷付易い部分なので木で出角をカバーしています。
もう1ヵ月足らずで完成です。外構や植栽など少し間を空けて予定している工事も有りますが、建物本体は4月頭には完成予定ですので頑張ります。

では今日はこの辺で失礼します。