スタッフブログ
本日は地縄張り日和でした。
2019.04.12
皆さんこんにちは。㈱木ままの川上です。
満開の桜を横目に日々岡山県内を走り回っております。今日は非常に天気が良く、地縄張り日和でした。地縄張り?と思われる方も多いかと思いますが、着工前に建築予定地に縄を張り建物が建つ位置の確認用の縄張りの事です。
干渉物が無いかや、実際の敷地が公図と違っていたりするので実際の土地に縄を張り、境界からの空き寸法を確認したり、軒が深い木ままの場合は軒が出ないかの確認も行います。土地を最大限に有効活用すべく攻めの配置を提案してくださる木ままの設計スタッフが多いので実際の土地に張ることでの確認は必須です。
造成地ですと、あまりシビアにいかなくても良いのですが、既存の建物がある土地などは特に注意が必要です。建物と建物が当たることは基本的にないのですが、軒が当たったり、地中の配管が基礎を施工するときに干渉して来たりするので、特に注意が必要です。杭打機での施工やクレーンでの作業時には架空線との兼ね合いもありますので、そのあたりにも注意しながら現場に縄を張った後に確認していきます。最近では既存のブロック塀に対しても控えブロックの施工を完了検査時に指摘を受ける為、そのあたりも確認していっております。
今日は3件、現地確認兼地縄張りをしてきました。
一件目は造成地での地縄張りでした。現地は法面があり法面との離隔関係をチェックし、今後の施工方法の検討に移っていきます。浄化槽の予定なので、その配置や施工の可否も考えながらの時間でした。実際に地縄を張ると建物のスケール感が見えてきて、実感がわくと思います。N様ご確認してみて下さいね。
次の現場、隣に母屋が建つ現場でした。浄化槽の移設の確認でお邪魔し、水を流したりして地中の配管の経路を予測しながら現地確認をしてきました。基礎の前にやることをやっておかないと後からできなくなるのでその確認でした。
そして3軒目も同一敷地内に既存宅のある現場での地縄張りでした。建物との離隔は取られていましたが、植栽等との干渉が出てくるため、そのあたりの確認ができ境界のブロック塀との距離も確認ができ今後の工事について検討していきます。
こういった事を着工の前に行い、工事が始まってからどうしようと悩むことを極力減らすために地縄を張っております。事前に検討できれば、考える事ができるのでその為の猶予期間が必要で、造成が終わった現場から順番に着工まで時間がありますが、地縄を張りに伺っております。
事前の準備ができていれば、工事は円滑に進んでいきます。皆さんに見えない所でもいろんなことを考えながら仕事をしております。
着工時期が近づいてきているので、これから早い段階で準備でを進めていきます。
明日は地鎮祭です。T様よろしくお願いします。
それではまた来週。