スタッフブログ
お出かけの前に・・
2021.03.08
おとついの午前中。
これから進行していく予定のお客様のご実家へ現地確認に行った時の事。
隣りの敷地にたんぽぽの綿毛を見つけ、
何となく春の訪れを感じました。
春の陽気は穏やかで過ごしやすく、
何かあてがあるわけでもなく、
ワクワクと期待だけが1人歩きします。
緊急事態宣言の出ていた関西圏は2月28日で解除となり、
春の行楽シーズンにお出かけの選択肢が増えたように思います。
安心はできないのでしょうけど…
僕自身も今までどこにも行けなかったストレスを
ここらで1つ発散できたらと思います。
あそことあそことあそこに行って…
色々と計画するこの時が1番楽しいですね。
さっそく1人歩きが始まりました。
*去年、島根県に行った際
お世話になった方に連れて行っていただいたお店。
建物は築250年の酒蔵をうどん屋に改修したもの。
ここで建築とうどんを堪能しました。
外壁は伝統的な土壁です。
。
中に入ると、酒蔵の雰囲気は残しつつ、
内装は綺麗にリニューアルされている様子。
中の壁も土壁、床はコンクリート。
とても雰囲気が良く、光の入りかたが絶妙でした。
客席の床は、もともと使用されていた当時の床材を
表面のみ削って再利用したもの。
あえて削り過ぎないところ、
乱に張られた不揃いな板、留めつけに釘を使うなど、
何とも言えない荒さの中に温もりすら感じます。
9年前の夏、仕事で出張に来たときに1番最初にご馳走になった食べもの。
それがこのうどんでした。
“文吉うどん” 世間的に言うざるうどんです。島根県では有名なうどんだそうです。
普通のうどんに卵を練りこんでいるので少し麺が黄色いです。
コシも強く、喉ごしも良く、本当に美味しいです。
ぜひ一度ご賞味ください…
…といってもちょっと遠いですね。
このお店の中でも1番気に入ったものがこちら。
お酒のケースをスツールにしたもの。
使えるものはとことん使おうという姿勢を感じます。
座面には綺麗に削られた床材。
デザイン性の高いブランドものに比べ、“ 芸 ” がありますね。
混みあう時はこちらにお掛けください…
って感じでしょうか。
こんなことを言いながら
お出かけ前に気持ちを高ぶらせます。
この春も何か良い建築と出会えますように…
桝江でした。