スタッフブログ
総社市の日替わり古民家カフェ
2021.03.16
みなさんこんにちは。(株)木ままの川上です。
地域によっては桜が咲き始めたそうで、今年は早めの
開花予測となっており、春の代名詞でもある「さくら」が
「咲」き、岡山でも桜のシーズンになるのが楽しみです。
真庭市にある醍醐桜をもう7年8年前になりますが見に行った
時の感動は今でも思い出せる位なので少し遠出になりますが
ベストシーズンにぜひ行って見てください。樹齢700年とも
1,000年とも言われる醍醐桜。ダイナミックな桜の木です。
タイミングによってはかなり混むので要注意ですが。。。
最近の木ままブログの古民家の多さに触発されて、今回も負け
じと古民家ネタでいきます。
総社市の商店街にある、NPO法人 総社商店街筋の古民家を
活用する会が運営しているつながるカフェ 線 に行ってき
ました。土曜日のお昼寝終わりに家族3人でパフェを食べに
行きました。土曜日はパフェでしたが、平日は日替わりで
オーナーの異なるお店がランチを作っております。
昔ながらの柱が建って鴨居・長押があって欄間がある和風な住宅。
鴨居の高さも昔は1,800mmと決まっていてその上は欄間や垂れ壁
になっている仕様を見ると和風な家って感じがしますよね。真壁と
言われる柱や梁などの構造材が見えているっていうのも和風を感じる
要因なんですかね?
縁側。先日のブログで書いた時は寺社仏閣だったので民家の縁側。
内縁で部屋の内側にある縁側で、天井は化粧屋根が内縁の基本形。
半間程なので1間あれば広縁という定義になるらしいです。縁側に
机と椅子置いてゆっくりコーヒー飲みながら本でも読めれば贅沢な
時間の使い方だなぁといつもこういった光景を見るたびに思って
しまいます。ただ一つ。木製風アルミサッシだったのが残念って
思うのは多分この業界に居る人だけなのでしょうが。
濡縁が実は繋がってきているので奥には恐らくお風呂があり
そこへ行くのに濡縁を通って寒い寒いと言いながらお風呂へ
行ってたんだろうなと妄想していました。
最近は高気密高断熱という流れで外部に面するガラスはペアガラスが
主流ですが昔の建具は単板が基本。透明ガラスとすりガラスとを組み
合わせて使っていて外からの視線をもろに感じない工夫でしょうか。
見ようと思えば見えるが通りすがるだけだと見えない。絶妙な配置です。
最後に。うねった大木をそのまま梁として使っている製材されていない
のがまた古民家。手刻みからプレカットへ変わった現代では全て長方形に
製材されています。構造計算するにも幅と高さが数字でだせないと
難しいから仕方ないのですが。
こんなにうねった木を製材すると小断面の材しか取れないのですが、
そのまま使えば大断面の材を使えるから無駄なく木を使う日本人の
もったいない精神からなのか、ただ大断面の木を切る道具がなかっただけ
なのか、その当時の棟梁と話がしてみたいものです。昔の棟梁はめっちゃ
怖いんでしょうけども。。。笑
今回もまた、古民家紹介でした。総社は地名からも干拓される遥か昔から
あった街なので探してみればいろんな古民家があると思うので少し散策
してみます。
それではまた来週。