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ハコからの解放
2021.10.29
こんにちは!設計アドバイザーの小川です。
先日のお休みに、蒜山で開催されていた隈研吾展に行ってきました。
なかなか予定が合わず、最終日に滑り込みで見ることができました。
隈研吾さんは今年のオリンピックで国立競技場の設計をされてから、さらに話題になったように思います。
隈研吾さんの代表的な作品の模型展示と、実際の建築設計で用いられた手法や発想を紹介していました。
20世紀はコンクリートの時代で、野原という
境界も壁もない自由空間を駆け廻り、狩猟採集に明け暮れていた人類は集まって定住をはじめ、
やがてハコの中に詰め込まれて労働を強制された。
その冷たいハコから人々を解放することが僕の建築の目的である。
様々な演算を用いて、ハコを解体して、風通しを良くしたいのである。
風通しを良くすることで、人と物を、人と環境を、人と人をつなぎ直したいのである。
隈研吾展のコンセプトです。
なんだか木ままの家づくりにも通ずるものがあるなあと嬉しくなりました。
世界各地の隈研吾設計の建築物の紹介もされていたので、
自由に旅行ができるようになったら見に行きたいと思います。