スタッフブログ
今日も一日快晴でした。
2016.06.17
こんばんは。梅雨の合間の晴れた一日、皆様いかがお過ごしでしたか。
一日現場を回っている中、T様邸でふと見上げると屋根に設けられた
開口から青い空が見えました。ええ天気じゃなぁ今日は。一日外に
居ながら一番強く思った瞬間でした。
天窓を設けるメリットって皆さんご存知ですか?
まず一つ目は、夏の熱された空気は空間の上に溜まります。湯船に
お湯を張り、時間が経つと冷めてお湯を継ぎ足すと、水面側に熱い湯が
溜まって、足を入れると熱いってなるけど底の方は意外とぬるい
あの現象と同じ原理です。説明が長くなりましたが、夏の熱い空気は
排気できる開口が部屋の上の方にあればあるほど効率よく換気できます。
わざわざ、動力を使わなくても温度差で勝手に換気できちゃうんです。
二つ目は、採光にはトップライト(天窓)が一番効果的です。
建築基準法にも、天窓の採光補正係数は「3」と謳われています。
(厳密に計算すると、一概に3とはいえませんが。)
単純に考えると、普通の壁にある窓の3倍の採光能力があるってこと
です。明るい部屋を求める方は、一度検討してみるといいかもしれ
ませんね。
三つ目は、インテリアになります。某都知事は、絵画等の芸術品を
集めることが趣味みたいですが、絵を額縁に入れて飾ると部屋の雰
囲気が変わりますよね。建築用語で額縁効果といいますが、窓から
見える景色って見方によっては、縁取られた絵や写真に見えますよ
ね。今回感じたのが、これです。天窓から見える空はもはや唯一無
二の絵なんです。しかも、時間と共に変わりゆく絵なんです。夜に
なると満点の星空が見えたりするロマンチックですよね。
いいことばっかり書きましたが、当然メリットがあればデメリット
もあります。長くなるので書きませんが、自然大好きな私からの天
窓の薦めでした。天窓に限らず、窓にも興味を持って考えてみれば
より家の中に居ながら外を感じられるかもしれませんね。