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岡山県総社市 平屋住宅建築 ロでつながる平屋の家 vol.3
2018.04.10
みなさん、初めまして。㈱木ままの練尾と申します。
今日、4月10日は瀬戸大橋開通30周年ですね。開通当時、丁度受験生だった私は近くて遠いと感じていた四国の大学に対して、もしかして海を越えて電車で通学出来る…?と不思議にウキウキした気分になった事を覚えています。結局四国方面へ進学はしませんでしたが、以来、随分と四国各県が身近に感じられるようになりました。
所在地:岡山県総社市
工事内容:平屋住宅建築
記載日:2018年4月10日
記載者:株式会社木まま 練尾
さて、ちょっとご無沙汰になってしまいましたが、今日は総社市宿地内で建築中の「ロでつながる平屋の家」のご紹介です。
3月に上棟して3週間経ちました。外部では屋根葺きを済ませモルタル下地を進行中、内部では電気配線などの仕込みを終え断熱材の吹付が終了したところです。
木ままで採用している吹付断熱材は性能的には優れものなのですが、吹き付ける前に電気配線などを済ませなければならない上に、吹き付けた後からは変更が難しいので、お施主様には早くからコンセントや照明の位置の最終決定を出して頂かなくてはなりません。ある程度建物が形になってから決めるのは簡単ですが、図面上だけで考えていくのは難しい作業ですので、いつもお施主様には申し訳なく思います。
ですが工程上必要な作業ですので、今回もお施主様のI様には上棟当日に打ち合わせをさせて頂き、最終決定を頂きました。I様、有難うございました。
それでは「ロでつながる家」基礎施工から順を追ってご紹介させて頂きます。
基礎の施工状況。べた基礎の立上り型枠を設置した状態です。この枠の中にコンクリートを流し込み基礎を作っていきます。
基礎が出来上がりました。雨水がたまっていますね。この頃雨天続きで工程が遅れるのでは心配していた事を思い出します。
上棟当日の様子です。
前日まで雨でしたが、当日はお天気に恵まれ良い上棟日和となりました。下の写真は屋根面です。平屋で「ロ」の形。「ロ」の真ん中は中庭になっています。中庭に向かって屋根に勾配が付いているのが写真で伝わりますでしょうか?それにしても大工さんは身軽です。私は怖くて上がれませんので足場から写真を撮りました。
屋根仕上げのガルバリウム鋼板タテ葺きの施工中です。こちらの写真の方が「ロ」の形が良く分かって頂けると思います。四隅から真ん中に向かってナナメに伸びているのは「谷樋」です。こういう部分は雨漏りしやすい所ですので、継ぎ目の無い形状で雨水を受け流すように工夫されています。
屋根葺きが完成しました。この後、勘合の調子などの最終チェックを行います。
さて、内部の様子です。
屋根仕上げを板金屋さんが施工している間、大工さんは中で構造上必要な金物や筋交いを取り付け、サッシも取付完了。諸々の仕込みを済ませて断熱材を吹き付けました。専門の業者さんが施工してくれます。断熱材はぶわーと膨らむので、柱からはみ出した部分は綺麗に削り取ります。写真でも削り取った跡がお分かり頂けるかと思います。
そういえば、以前に「膨らみ過ぎた部分はともかく、膨らみが少ない部分が規定の厚みに達しているかをどうやって測定しているのか」とご質問頂いた事が有ります。写真のサッシ窓の右下の壁の真ん中あたりに青い小さな丸があるのが見えますでしょうか?これが測定用のピンです。ピンの足の長さが規定の厚みと同じです。今回は80mmですね。このピンの足が頭まで埋まっていれば80mmの厚みが確認できるという訳です。
着工から現在まで駆け足でご紹介させて頂きました。今回はここまでに致します。
昼夜の寒暖の差が激しい時期になりました。みなさま、体調にはお気を付け下さいませね。