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岡山県瀬戸内市 平屋住宅建築 いろどりの家 vol.8
2018.08.21
みなさん、こんにちは。株式会社木ままの練尾です。
今日は風が強いですね。台風が近づいてきているせいでしょうか。生暖かい風が少し不気味です。
最近は朝晩は少し涼しくて日中も湿気が少ない為か過ごしやすくなってきたなと思っていましたが、まだお盆過ぎですからまだまだ夏は続くのでしょう。
所在地:岡山県瀬戸内市邑久町
工事内容:平屋住宅建築
記載日:2018年8月21日
記載者:株式会社木まま 練尾
さて、今日は瀬戸内市邑久町の「いろどりの家」の施工状況です。
内部は大工さんが終わって内装工事に入っています。
メインのお部屋は木まま漆喰塗りです。下地のボードの継ぎ目が割れてこないようにファイバーテープを張って下地処理をしています。下地ボードはビスで留めてあるのでビス頭が出ています。ここもパテをして平らになるように下地処理です。
クロス張りも漆喰塗りも同様ですが、仕上の材料を張ったり塗ったりする時間より断然下地処理に時間を掛けます。お化粧と同じですね。下地がチキンと出来ていないとファンデーションが綺麗に仕上がってくれないのです。
こちらは収納スペース内に設置したパンチングボードです。穴にパンチングボード用のフックとかトレイを引っかけて使います。パンチングボード用の収納ツールは割と充実していて使いやすそうです。穴に引っかける仕様なのでしっかり掛かるようにパンチングボードの裏面に少し空間を設けていますが、穴を覗いた時に空間に存在する下地が見えたら格好悪いので、奥にもシナベニヤを貼って仕上げています。細かい事ですが、そして穴を覗く人は余りいないかも知れませんが見えない所にも気を使って仕上げています。
外側の様子です。足場が外れましたのでテラスや玄関回りの土間などの仕上げに入っています。表面は洗い出し仕上げなので、先ず縁になる所を作っています。
木ままの家は軒が深いので、南向きに大きな窓が有っても夏のこの時期は日差しが家の中までは差し込みません。日陰のラインが窓の外で留まっているのがお分かり頂けると思います。逆に冬は太陽の軌道が低いので家の中まで日差しが入り暖かく感じます。昔ながらの軒の有る家の良い所ですね。
これは床下の写真です。余り普段目にする事がないだろう場所を撮ってみました。最近の基礎はべた基礎ですので下はコンクリートです。上に見える木は大引きと呼ばれる床組を構成する部材のひとつです。大引の間に入っている布っぽい物が断熱材です。正確に言うとウール状の断熱材を包んでいる不織布です。このように1階床板のすぐ下に断熱材が入っています。奥の方に少し明かりが入ってきている所が有るのがお分かりいただけるでしょうか?床下の換気口です。基礎と土台の間に入れる基礎パッキンという部材ですが網目状になっていて空気を通します。これで床下に空気の流れが出来ますので自然換気が行われる状態となります。床下の換気が不十分ですと湿気が溜まって結露や虫やカビの原因になりかねないですので床下換気は重要です。ただ、床下を換気するという事は外気温の影響を受けるという事なので、1階の床板の直下に断熱材を入れて部屋の中と床下を断熱する訳です。気密断熱の考え方や施工方法は多種有りますが、木ままではこの方法を標準として施工しています。
では、今日はこの辺で失礼します。