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岡山県玉野市 2階建木造住宅建築 海辺に建つ家 vol.6
2018.10.09
みなさん、こんにちは。株式会社木ままの練尾です。
ちょっと前は涼しくなってきたと思っていたのですが、ここ数日は昼間は妙に蒸し暑いですね。
先日見学会をさせて頂きました邑久町のいろどりの家。無事にお引渡しを終えました。住まわれてからも特に最初の内は色々とあると思います。棚の段数を増やしたいとか素敵なインテリアを見付けたけど取付方法が良く分からないなども。共にお家づくりをさせて頂いたご縁をずっと繋いで、年次点検の実施によるメンテナンスは勿論、快適なお住まいづくりのお手伝いをさせて頂ければ嬉しいと思っています。
お引渡しの直前に撮ってもらった写真を載せます。
夜の照明の中の写真は載せたことがなかったと思います。こだわりのキッチンとキッチン背面収納が良い感じになりました。
さて、今日の現場報告は少しお久しぶりの海辺に建つ家です。
工事中何度も台風に見舞われながらも、進んでおります。
所在地:岡山県玉野市
工事内容:2階建木造住宅建築
記載日:2018年10月9日
記載者:株式会社木まま 練尾
先ずは中の様子を少し。天井はヒノキ板張りです。
外部の状況です。
台風養生で足場のネットをたたんでいますので外観が良く分かります。外壁はノンクラック工法モルタル塗りの上にリシン吹付仕上なのですが、そのモルタル塗りの前に防水シート(フェルトなどど呼ぶことも有ります)を貼った所です。木ままでは外壁通気工法を採用していますので、通気胴縁の下にも防水シートが張ってあります。過去に何度が写真を載せたことが有りますが、白いシートで透湿防水シートと言い、内部から施工する吹付断熱材が外に漏れないようにする役目も兼ねている防水シートです。こっちの黒いシートはモルタルの裏側に当たる部分に張るシートで、万一外壁のモルタルから雨水などが浸み込んだ場合に備えての防水の役割をします。ですので外壁は大まかに「透湿防水シート-通気胴縁」で通気層をつくり、ラス地(モルタル用木下地)を組んだ上に「防水シート(フェルト)-ラスモルタル(ノンクラック)」と3層になっています。空気の通り道である通気層に面した梁柱などの構造躯体やラス地は腐食しにくい状態が保たれますし、表層のモルタルからの万一の浸水もモルタル裏の防水シートが食い止める事で同じく木部を守ります。外壁モルタル塗りでの通気工法は色々な商品や工法が有りますが、比較的スタンダードなものだと思います。昔ながらのやり方と言っても良い位ですが、木造の最敵は水ですので、木ままでは実績が有り確実性の高いこのやり方を標準としています。
モルタルを塗りが仕上がって次の工程の塗装の前に塗料が余計なところに付かないように養生をしている最中です。全体の写真が無くてすみません。台風じゃないときは飛散防止の為、足場にネットを張っているので写真を撮るタイミングが難しいのです。
外壁のリシン吹付が完了しました。白系の外壁ですので破風のヒノキ板が引き立って見えます。1階の玄関回りは杉焼き板の予定ですので、こちらも白壁に映えると思いますので楽しみです。
では今日はこの辺で失礼します。
朝晩寒くなってきましたので、お風邪など召されませんようご自愛下さいませね。