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岡山県岡山市中区 2階建木造住宅建築 小麦の家 vol.5
2018.11.13
みなさん、こんにちは。株式会社木ままの練尾です。
すっかり寒くなりましたね。昼間の暖かさに反して朝夕の寒さに耐える季節が来ました。木ままは比較的寒がりなメンバーが多いようです。皆それぞれひざ掛けやら羽織るものなどを持ってきています。足元が寒いんですよね。足元ヒーターを持参する超寒がりは意外にも川上なのですが。日も短くなってきました。もう夕方の5時位には暗くなり始めますので、事務所の庭園灯を冬仕様に5時半には点灯するように設定を変更しました。庭園灯とはいえアプローチの足元を照らす役割もあるので早めに点灯です。今の時期は落ち葉も多いです。木ままでは朝一番に皆で事務所の清掃をするのが日課なのですが、外回り担当の日は落ち葉の拾い甲斐が有ります。かなり気合を入れて拾いまくるのですが、夕方に現場から帰ってくるとまた落ちていて植物には勝てないとがっくりしてみたり。でも負けません。頑張って拾います。ちなみに駐車場入口の柿の木は大きくて分厚い葉っぱが落ちるので気になって清掃時以外でも拾ったりしていたのですが、この度完全に落ち切って葉が無くなりました。木も冬仕様ですね。ちょっと立ち姿が寂しいですが、いよいよ冬になるなと感じさせてくれもします。
所在地:岡山県岡山市中区高屋
工事内容:2階建木造住宅建築
記載日:2018年11月13日
記載者:株式会社木まま 練尾
さて、今日は岡山市の街中に建築中の小麦の家、上棟後の様子をご紹介いたします。
上棟後、先ずは屋根の下地を仕上げてしまいます。大工さんが下地になる野地板の合板を貼り終えたら、板金屋さんが下葺きのルーフィングを貼っていきます。とりあえずここまでくれば雨を凌げるので一気に進めます。
その後は外壁に掛かるのですが、サッシが付かないと外壁が出来ないので先ずはサッシです。サッシが納品されてます。が、その前にサッシ取付の準備が必要です。
最初に透湿防水シートを貼ります。その上に外壁通気工法に不可欠な通気胴縁を取り付けるのですが、同時進行でサッシの大きさに応じた取付用の枠も取付けていきます。まぐさ・窓台などと呼ばれますが、ズリ落ちたりしない様に柱に少し切り込んで間柱で支えてしっかりとした四角い枠にします。中央に四角い穴が有るのがご覧いただけると思います。その下に置いてあるのが取付予定のサッシです。この四角の枠内にサッシが納まります。半外付型というタイプのサッシですので、この枠の中にサッシの厚みの4割位が入り、残りの6割位は外側に飛び足したような形で納まります。その名の通り半分位が外に飛び出して取付けられるのです。枠内に納まる部分と外に飛び出す部分の境目がヒレのような形状で一回り大きくなっているので、枠とサッシの隙間をぴったり塞いで雨の漏れにくい納まりが可能になります。更にこのヒレに防水テープを貼る事で更に厳重に雨仕舞をします。
先程のサッシ取付用の四角い枠を外から見た所です。下から上へ抜ける通気がサッシで途切れてしまわないようにサッシの周囲は通気胴縁の間を空けて空気の逃げ道を作っておきます。これでやっとサッシを取り付ける準備が出来た事になります。サッシひとつ取り付けるにも色々な事が絡んでくるので色々同時進行です。
サッシを取り付けて外壁モルタル仕上げの下地になるラス板を貼っている所です。外壁は下地を含めると45mm位の厚みになるのですが、半外付け型のサッシは外側に飛び出しているのでラス板を貼ってその上にモルタルを塗りつけても、サッシが壁に埋もれてしまう事は有りません。サッシの方が外壁面より外に出ている事は雨仕舞の面で有利ですね。美観上の面ではお好みも有りますので何とも言えない所ですが住宅用サッシに限れば圧倒的に半外付型が多いと思います。
現場ではサッシは取付完了。ラス板張りと軒天の下地を平行して施工中です。
では今日のご報告はこの辺で失礼致します。
この時期の寒暖の差は夏に疲れた体には大敵ですね。お風邪を召されたとの声も聞こえてきます。皆さまご自愛下さいませ。