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岡山県岡山市中区 2階建木造住宅建築 小麦の家 vol.6

2018.11.27

みなさん、こんにちは。株式会社木ままの練尾です。
先週、すっかり寒くなりましたねと書いたばかりですが今週は何となく暖かいですね。昼間はカイロを貼った背中が暑いです。
そういえば、虫干しってご存知でしょうか?先日、収納内の換気について雑談をしていた時に「換気扇も良いけど、やっぱり仕舞いっぱなしは良くないからたまに虫干しするのが良いよー」と言ったら、若いスタッフにキョトンとされてしまいました。木まま内で「虫干し」という言葉を知っていたのは40代以上のスタッフだけでした…。確かに実際に虫干しをしているお宅は少なくなっているとは思いますが、若い世代の方には「虫干し」という言葉すら知られていないのですね。愕然としましたが、これが現実です。時代に置いていかれていると痛感しました。無理な若作りをしたいとは思いませんが、置いて行かれない様に頑張ります…。

 

所在地:岡山県岡山市中区高屋
工事内容:2階建木造住宅建築
記載日:2018年11月27日
記載者:株式会社木まま 練尾

 

さて、今日は岡山市の街中に建築中の小麦の家のご紹介です。

小麦の家 木まま 岡山市

板金屋根を貼っています。木ままには珍しく横葺き屋根です。小麦の家はやはり木ままには珍しく屋根勾配がそこそこキツいので横葺きが可能です。一枚の板金板を流れ方向に噛み合わせて葺く縦ハゼ葺きは、水が流れ落ちる方向に継ぎ目が有りませんので低勾配でも雨漏りリスクが少ないです。対して横葺きは流れ方向に対して直角に葺きます。下から順々に端を噛み合わせながら葺き上げますので水は板金の噛み合わせ部を乗り越えながら下に流れ落ちる形になります。板幅の真ん中あたりはどうしても多少のたわみがでるので水が溜まりやすく、また下から吹き上げる風に舞った雨が継ぎ目の噛み合わせの内側に潜り込んだ場合雨漏りの可能性も出やすくなります。なので屋根勾配が重要になります。水が多少溜まったり雨が潜り込む事が有っても、勾配がキツれば自然に流れ落ちていきますので雨漏りには繋がらないという訳で、横葺きは規定以上の勾配の場合しか採用出来ません。絶対に出来ない訳では無いですがリスクが大きくなりますのでお勧めはしませんという感じでしょうか。ともあれ横葺きです。すっきりしています。木ままではタテ葺きの場合でも軒先を平葺きにしてすっきり見せる工夫をしていますが、横葺きの場合はそのままですっきり見えますね。

小麦の家 軒裏 ヒノキ

軒天のヒノキ羽目板を貼っています。軒先の網はステンレスの防虫網です。羽目板の隙間を空けて小屋裏・外壁と通気を取る為の換気口とするのですが、虫が入らないように網を貼っています。ちなみに下地の木を黒く塗っているのは網ごしに木の色が見えると見栄えが良くないからです。黒く塗って目立たない様に工夫しています。丁寧な大工さんの心遣いです。

吹付断熱材 木まま 岡山市中区

内部の断熱材吹付が終わりました。ここは小屋裏収納になる所です。小屋裏利用なので天井はとても低いですが屋根面に断熱材が吹かれているので、昔というか天井断熱の家の小屋裏に比べれば温度変化はゆるやかです。なので収納として利用しやすいと思います。

小麦の家 岡山市中区 木まま

床のフローリングは張り終えて養生されています。今は天井の下地からボード張りの最中です。こちらは2階の様子です。天井が一部貼られているので部屋の形が見えてきました。

 

では今日はこの辺で失礼致します。

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